活動報告
活動報告 > 2010年 > No.11
外来種からサロベツを守ろう!
活動内容
原生の自然が残るサロベツ原野にも、現在では多くの外来種が侵入してきています。代表的な外来種としては、哺乳類ではアライグマやアメリカミンク、昆虫ではセイヨウオオハナマルバチが確認されています。この活動では、サロベツから少しでも外来種を減らすことを目標に、国立公園の各所で外来種除去活動を行っています。
特に力を入れているのは、特定外来生物に指定されているオオハンゴンゾウを駆除することです。サロベツ原野の国立公園内では、3か所でこのオオハンゴンソウの群落が確認されています。その3か所での根絶をめざし、除去活動を随時繰り広げています。
活動の成果や課題
この2年間で除去したオオハンゴンソウの量は、1トンを超えました。地上部には、もうほとんどオハンゴンソウが見当たりません。しかし、地中には昨年までに落ちた種子が大量に残っています。来年以降は、この種子から発芽する実生を除去する作業を継続していく必要があります。