活動報告

活動報告 > 2013年 > No.07

サロベツ自然語講座

活動内容

平成19年度から継続して実施している連続講座です。この講座は、地域のみなさんやサロベツを訪れた方々に、サロベツの自然や歴史の魅力を屋内の講義とフィールドでの体験を通して再発見してもらい、それを他の人に伝えることのできる人材となってもらうよう企画したものです。昨年度までは7月から11月まで5回の開講でしたが、今年度は7月から2月まで8回の開講とし、内容を初めて受講される方向けの基礎編と、リピーターの方向けの発展編に分けて実施しました。各回の内容は以下の通りです。
第1回「サロベツってどんなところ?サロベツの基礎知識」(基礎編)
第2回「違いが分かればもっと楽しい!生きもの学基礎講座」(発展編)
第3回「サロベツの色々な生き物たち 希少生物と生物多様性」(基礎編)
第4回「サロベツもうひとつの自然遺産 海岸砂丘林」(発展編)
第5回「世界の空を北へ南へ 渡り鳥の世界とラムサール条約」(基礎編)
第6回「雪が降る前に… 生きものたちの冬じたく」(発展編)
第7回「極寒!極楽? 冬のサロベツ」(発展編)(予定)
第8回「挑戦!サロベツ検定&おつかれさま座談会」(予定)

成果

第1~6回の受講者数は下記の通りです。
第1回…21名 第2回…20名 第3回…27名
第4回…15名 第5回…18名 第6回…16名
のべ117名 ※スタッフは各回1~3名

受講者からは毎回、新しい発見があったと好評をいただいています。特に昨年度から引き続き実施した「海岸砂丘林」は、普段立ち入ることができない場所に入れるため大変好評であったほか、今年度初めてとなる「生きもの学基礎講座」や「生きものたちの冬じたく」などは、リピーターの方々にも新たな学習につながったと好評でした。

屋内講義の様子

屋内講義の様子

木道でのフィールドワークの様子

木道でのフィールドワークの様子

湿原センター館内展示物を使うことも

湿原センター館内展示物を使うことも

海岸砂丘林でのフィールドワーク

海岸砂丘林でのフィールドワーク

牧草地でのヒシクイ観察

牧草地でのヒシクイ観察

雨の中でも熱心な受講生たち

雨の中でも熱心な受講生たち

課題

午前中の半日という実施時間の中で屋内講義とフィールドワークを実施するため、終了時刻が予定より遅くなる回がありました。受講者の向学心を損なわない程度に上手く時間内に実施できるよう、講義内容を洗練させていきたいと思います。また、昨年度に続き今年度も講師は一人で実施していますが、年1回ぐらいは外部の専門家を講師として呼びたいと思います。

活動を終えて一言

熱心な受講者の方が多く、実施者としても毎回大変やりがいがあり、勉強にもなっています。今年度予定はまだ2回ありますが、受講者のみなさんにとって楽しく実りのある講座となるように引き続き努めます。