活動報告
活動報告 > 2014年 > No.06
稚咲内砂丘林再生プロジェクト
活動内容
国立公園内の特別保護地区の稚咲内砂丘林(町有林)において、無立木地化した約3haの森林再生に向けて、現砂丘林帯と同植生のミズナラ・イタヤカエデの苗木を育て、植樹するプロジェクト。
【5月~10月】苗畑・柵内草刈り作業、植栽地草刈り作業、植栽地耕耘作業
【11月8日(土)】苗木植樹イベント
成果
砂丘林再生活動は今年で9年目を迎えることができました。苗木の本数は再生地柵内で2,903本、苗畑地で2,598本、新植栽地で821本となっています。再生地柵内では昨年は3,827本(ミズナラ)だったため、全体的には939本減少しており、活着率は75%となりました。活着率が悪かった区画は、平成24年度春植え及び秋に補植を行った区画で、当区画は砂地の割合が高く、一部では夏季において雑草も繁茂するため、苗木が育ちにくい環境であることから活着率が悪かったと推測できます。また、小さい苗木を補植したことも重なったと考えられます。よって来年度は当区画またはその他の区画、そして新植栽地においても経過を観察し、立ち枯れが多くなれば適宜補植を実施していくことが求められます。
活動を終えて一言
全体的な作業については草刈り作業が中心となりました。今年は地域の方々にご協力いただき、2人~3人での作業を定期的に実施することができました。植樹イベントでは、当法人の環境教育活動である「なまら!!サロベツ∞クラブ」と連携できたため、小学生含め45名の参加がありました。今後も活動を継続していくために、幅広く啓蒙活動を行ない、新たなつながりを作っていく取組みが必要です。苗木が大きく育つまでプロジェクトは続きます。地域に愛される森を作るべく、来年もご協力の程よろしくお願い致します。