活動報告

活動報告 > 2012年 > No.02

サロベツ湿原保全ボランティア活動とウォーキング、2012年夏

活動内容

サロベツ学会とエコ・ネットワークの共催で「サロベツ湿原の保全と大人と子供のための環境教育、2012年夏」の活動を行いました。

札幌からの交通費(貸切バス)と豊富セミナーハウスの部屋代をNPO法人北海道カリマンタン交流協会からの援助で、インドネシアから北大に留学している学生やその家族、札幌近郊のボランティアグループ、総勢25名(インドネシア人:19名、そのうち10歳以下の子供5名、日本人6名、そのうち10歳以下の子供1名)の参加がありました。

4日午後の湿原保全ボランティアでは、インドネシア、日本の大人達がササ群落まで歩き、2人一組で地下水位の測定を行ない、子供たちと母親はビジターセンター内や木道で、クイズ形式を取り入れたサロベツの自然学習を行いました。

サロベツ湿原特別保護地区のササ群落地で利尻山を背景にインドネシアの留学生と日本人ボランティアの皆さん

サロベツ湿原特別保護地区のササ群落地で利尻山を背景に
インドネシアの留学生と日本人ボランティアの皆さん

絵本を読んでもらう

絵本を読んでもらう

折り紙で何作る?

折り紙で何作る?

こんなの出来た!

こんなの出来た!

5日午前はバスに乗って大規模草地や兜沼など町内の観光スポットを巡るチームと豊富町市街地から温泉まで歩くウォーキングのチームに分かれて、それぞれの活動を楽しんでもらいました。

8月のこの時期は、イスラム教のラマダン(断食)月なので、朝食は2時30分以前、夕食は午後7時以降との条件がありましたが、村元ご夫妻に奮闘して対応していただきました。

サロベツ湿原ビジターセンター前にて

サロベツ湿原ビジターセンター前にて

活動の成果

自然と触れある楽しみは老若男女、国籍、宗教を越えたものであることを実感しました。

活動の課題

食材に気をつけなければなりません。事前に情報を集めておく必要があります。今回は祈りの部屋を用意しましたが、祈りのための時間づくりと、小部屋の用意が課題です。

活動を終えて一言

やはり地元の皆様の協力がなければ実施は不可能でした。心から感謝申し上げます。