活動報告
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サロベツ湿原への外来植物の侵入状況の調査
【概要】
日時:令和元年7~8月
場所:サロベツ湿原センター周辺、落合木道周辺、旧原生花園周辺、泥炭採掘跡地など
【活動内容】
サロベツ湿原内に広く定着しているクサヨシについて、もともと湿原に生育する在来の系統か、海外から牧草として導入された外来の系統(牧草名リードカナリーグラス)であるかを明らかにすることを目的として、葉サンプルを採取して遺伝解析を行うとともに、定着位置の地理情報を記録しました。また、合わせて他の外来種についても定着状況の調査を実施しました。
≪湿原内でたくさん見つかる草ヨシ、在来・外来?どっち??≫
【活動を終えて一言】
今回採取したクサヨシは、遺伝解析の結果、すべて外来の系統であることが明らかになりました。外来系統のクサヨシ以外にも外来種の定着が確認されており、湿原内には、知らないうちに多くの外来植物が入り込んでいる実態が少しずつ見えてきました。