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【報告】北海道子どもラムサール交流会in風連湖・春国岱

お知らせ記事作成日:2018.10.24
担当:管理者

平成30年8月3日~5日、根室市の春国岱で北海道子どもラムサール交流会が開催され、なまサロから子ども3名が参加しました。毎年、北海道ラムサールネットワークの総会と合わせて、子ども交流会も開催されており、道内のラムサール湿地で活動している子ども達が集まります。

参加の目的は、他地域での自然体験や他湿地の子ども達の交流活動を通して、自分の考えをまとめる力や相手に伝える力を付けること、さらにサロベツ湿原との違いを理解させることが目的となっています。

交流会は8月4日の午後からだったこともあり、早朝から近隣を周遊してきました。
まずは最東端の納沙布岬。海の向こうには北方領土が見えました。

根室市からほど近い霧多布湿原センターへ。

晴れていたので湿原センターからの景色も大変素晴らしかったです。

また、霧多布湿原ナショナルトラストの木道も散策しました。

サロベツ湿原にも咲いているタチギボウシなど、夏の花々を観察することができました。

同じ湿原でもそれぞれの地域によって咲いている花々が違うため、子ども達も楽しんで散策していました。

肝心の交流会では、劇団シンデレラの公演や春国岱の散策、海辺の生き物観察などを行いました。
劇団シンデレラは名古屋市の藤間干潟を拠点に活動しており、自然を守る人達やそこで活動している子ども達を応援するため、「生きものと人とのかかわり」を描いたショートミュージカル公演を全国各地またアジア地域で行っております。
サロベツの子ども達もミュージカルに参加させていただきました。

海辺の生き物観察会では、海辺の砂浜、浅瀬、海の中にたくさんの生き物が生息していました。
綺麗な遠浅の海が続いていました。

浅瀬で生き物を探し。

見つけた生き物をトレイに集めて、みんなで観察をしました。

サロベツには馴染みのない生き物もいたり、大変良い活動となりました。

短い日数ではありましたが、春国岱にはたくさんの生き物が生息していたこと、サロベツ湿原とは違う環境だけれども、どちらとも豊かな生態系を育む大切な湿地なんだなということが分かったようです。

また、道内外の湿地で活動している子ども達とも交流することができたことが大きな成果となりました。

来年は阿寒湖?とのことなので、またまた遠いですが、子ども達を参加させようと思います。

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