サロベツ湿原 最新開花情報 200608

  • 2020年06月08日
  • 植物

サロベツ湿原 最新開花情報 200608

サロベツ湿原最新開花情報です。

湿原がだんだんと緑色に変わってきている、北緯45度・サロベツです。

今月に入り、曇りや霧雨のような日が続いています。6000年の長きに渡りこの湿原が作り上げられたのは、潤沢な水分量と冷涼な気候によるものです。

サロベツは、水面よりも泥炭の高さが高くなった貴重な「高層湿原(ミズゴケ湿原)」です。一見すると草原のように見えるかもしれませんが、よく見るとミズゴケで絨毯のように覆われ、たっぷりの水分が含まれている湿原ということがわかります。

エゾカンゾウは、現在木道わきでちらほらと見られる程度と初認されてから足踏み状態が続いていますが、蕾はたくさん膨らんできていますので、このまま遅霜が降りず暖かい日が続けば、ピークは例年通りの6月中旬~下旬の予想です。

一方で今時期は、小さな花々が広大な湿原に星々が散りばめられたように咲いています。今年は木道わきでホロムイイチゴがたくさん見られます。

ホロムイイチゴは湿原にはえ、英名はクラウドベリーです。

こちらはコツマトリソウ。

タテヤマリンドウ。

晴れた日の午前中に一斉に開きます。

ショウジョウバカマは咲きながらどんどん茎が伸びてきています。

カラフトイソツツジが咲きはじめました。

内周ではカラマツソウが咲いています。

食虫植物・モウセンゴケの葉。

ホロムイソウ。地味ですが、これでも開花です。高層湿原に咲く貴重な花です。

林内では、咲き終えたミズバショウの葉が巨大化してバナナの葉のようになってきました。朝には蕾だった花が昼の暖かさで夕方咲いていたり、数日で花がリレーして木道の様子が変わっていたり、その時々で出会える風景が変わるのも魅力の一つです。

早野

過去の記事