サロベツ湿原 最新開花情報 200602

  • 2020年06月02日
  • 植物

サロベツ湿原 最新開花情報 200602

今シーズン第一弾!サロベツ湿原最新開花情報です。

林の中は新緑が目に鮮やかで、木道に映る木陰が爽やかです。

シャンデリアのようなミズナラの花がお出迎えです。

湿原へ出ると、緑色に少しづつ変わってきているのがわかります。サロベツは、水面よりも泥炭が高く積み重なった貴重な「高層湿原(ミズゴケ湿原)」です。

こちらはタテヤマリンドウです。

ミツバオウレン。今時期は、このように背の低い小さな花々が星屑が散りばめられたように咲いています。

ショウジョウバカマ。

白色や濃紅色などさまざまで、絵の具のパレットのようでもあります。

オオバタチツボスミレ。

高層湿原のお姫様・ヒメシャクナゲ、わかりますか?花はピンク色で5mm程と小さく、大湿原の中で見つけるのは難易度高いですが、見つけられたら上級者です!

ヤチヤナギの葉。若葉は特に香りが素晴らしいです。ローズマリーのような香りですよ。

こちらはもうそろそろ開花のカラフトイソツツジ。

水辺には…

咲き始めたミツガシワ。美しいです。

さて、最近問い合わせの増えているエゾカンゾウですが、5/23に一輪だけ初認されて以来、他の開花はまだ確認されていません。現在は、特に暖かく陽だまりになっているような場所で徐々に膨らんできた蕾が見られています。

今のところ、開花のピークは例年通りの6月中旬~下旬頃が予想されますが、今後の気温・気象状況により前後の可能性もありますので、今後もHPの情報をご確認いただくか、お問合せください。今年も遅霜が降りずにオレンジ色の絨毯が見られますでしょうかどうでしょうか。

早野

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